寝つきが悪い方におすすめしたい、夜シャワーの浴び方
本格的な暑さが到来し、夏モードな毎日。エアコンが効いた部屋でお過ごしの方が多いのではないでしょうか。涼しい部屋の中は快適ですが、体が冷えた状態になっていることを意識されている方は少ないかもしれません。
ところが、身体が冷えているとスムーズに入眠できなかったり、睡眠の質が低下してしまったりすることも。
寒い冬はむしろ意識して体を温めようとするものですが、エアコンを使う夏場こそ、実は注意したいところです。
「私たちの体は思っている以上に冷えている。」-だから、普段から意識的に身体を温めることが大切です。
毎日お風呂に入ったほうがいいの?
以前のコラムで、体を効果的に温めるには「ぬるめのお風呂にゆっくり入浴」が推奨されることをご紹介しました。でも実際問題、なかなか難しいものですよね。
当社が社員対象に行ったアンケートでも「毎日湯船に浸かっている」と答えた人は、全体の50%弱という結果でした。
さらに20%もの割合で、「シャワーのみ」という回答も。編集部スタッフの大嶋も、週に2回湯船に浸かればよいほうで、ほぼ毎日シャワーでパパっと済ませてしまっています。しかも、湯船に浸かれたとしてもせいぜい5~10分といったところ(小さい子どもとゆっくりお風呂に入るのは大変ですよね!)。
「ゆっくり入浴し、体を温めたほうがいい」ということは知っていても、それが実現できるかどうかは、また別の話。
そこで、このコラムでは「忙しくても上手に体を温めるコツ」についてお伝えしたいと思います。
「湯船でゆっくり」をおすすめするのは、眠りにつく1時間半~2時間前までにお風呂の時間が取れるときのお話。
夜遅くに帰宅し、就寝までの時間が短いときには、むしろ「シャワー浴」がおすすめです。
お風呂~就寝までの時間がないときは、湯船に浸からない
お風呂はパパっと済ませて、お風呂から出たら早めに就寝したい。湯船に浸かる時間がない!
そんなときは、シャワーで効率よく体を温めましょう。
湯船に浸からないほうがいい理由は、「深部体温が高くなったままだとスムーズに眠りにつくことができない」から。
シャワーであれば、湯船ほどの温浴効果がないため、深部体温をさほど高く上げません。その分、冷え始めるまでの時間が短くなります。
すぐ眠りたいときのシャワーの浴び方
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意識して温めたいところ
手早くシャワーを済ませたい日でも、特定の場所だけ意識して温めるだけで眠りにつきやすい状態に。ぜひ試してみてくださいね。
・足元(足首) … 心臓から遠いところを温めることで、全身の血流改善につながります。
・首 … 首の血流を促すために、温め、緩めてあげましょう。自律神経を整えることにつながります。
・仙骨 … 副交感神経を刺激しやすい場所。仙骨の近くは、内臓や足に血液を送る太い血管が通っています。また、筋肉や脂肪が少ないため、熱がダイレクトに伝わります。
急いでお風呂を済ませ布団に入ったものの、なかなか寝つけない…という時は、ホットタオルなどで首元を温めてみてください。首が温まることで全身の緊張がほぐれ、リラックスモードへと誘ってくれますよ。
▼ゆっくりお風呂に入れないときのアイデアはこちら▼
まとめ
良い睡眠、スムーズな入眠のためには「湯船で温まる」ことが理想ですが、湯船にゆっくり浸かる時間が取れない日があるのは当たり前。
特に、お子さんとのお風呂で慌ただしく済ませるのが精いっぱいだったり、仕事が忙しく帰宅が遅くなってしまったり…という毎日をお過ごしの方も多いはず。
「毎日湯船にゆっくり浸かる」を実現するのは、なかなか難しいというのが現実です。
そんなときは、今回ご紹介したシャワーの浴び方を実践して、上手に体を温め、ほぐしてあげてくださいね。効率的に体を温め、快眠へとつなげましょう!
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〈 NERU.おすすめのあったかアイテム 〉
レンジで加熱することで、温めたい部分を蒸気でやさしく包みます。オーガニックコットンの柔らかい肌ざわりと、ラベンダーの穏やかな香りで、目元だけでなく首肩おなかなどもほぐれていく感覚に。
この記事を書いたひと
NERU.スタッフ 大嶋
夫と未就学児1人と3人暮らし。体力底なしの娘に翻弄される毎日を過ごしています。自身の体力の衰えに少しでも抗うため、睡眠時間だけは必死に確保!温活もしながら睡眠の質を改善中です。