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記事: 入浴と睡眠の関係を教えて!バスソルトや入浴剤はどう使う? 

入浴と睡眠の関係を教えて!バスソルトや入浴剤はどう使う? 
リラックス

入浴と睡眠の関係を教えて!バスソルトや入浴剤はどう使う? 

みなさんは、毎日の「お風呂」の時間をどのようにお過ごしでしょうか。
お気に入りのアイテムを持ち込んでゆっくりお湯に浸かれる日もあれば、シャワーでパパっと済ませてしまう日もありますよね。

毎日何気なく過ごしてしまいがちなバスタイム。実は、一日の終わりに「気持ちよく眠りにつく」ための大きなカギも握っています。
このコラムでは、入浴がもたらす快眠効果と、その効果をさらに高める「入浴剤」にまつわる知識についてをご紹介していきます。

 



身体を「就寝しやすい状態」に整えよう

部屋でくつろいでいる女性
布団に入っても寝つけない日がある、身体は疲れているのにぐっすり眠れない…などのお悩みは、「身体にとっての寝る準備」ができていないからかも?

スムーズな入眠には、就寝前に「副交感神経」を活発化させて体をリラックス状態にすること、そして、夕方以降に「体温」の操作をすることが大切です。

お風呂の入り方を工夫することで、この2つを同時に整えることができますよ。



身体をリラックスさせよう

湯船でリラックスする女性のイラスト
活動的に過ごしている日中、私たちの身体は「交感神経」が優位な状態となっています。でも、活動モードのままでは、落ち着いて眠りにつくことができませんよね。


夜が近づいているのにいつまでも活動モード状態が続くと、不眠・ダルさ・頭痛や肩こり・イライラなど、さまざまな不調が起きてしまいます。当然、睡眠にも悪影響です。

そこで、夕方以降の時間帯で「交感神経」優位な活動モード状態から、「副交感神経」優位な状態へと変化していくことがとても大切。

副交感神経は、「リラックスすること」によりその働きが高まります。夕方以降~就寝までの時間で心と体をリラックスさせる時間を作りましょう。

38~40℃の「ぬるめ」のお湯にゆったりと浸かると、副交感神経が優位になると言われています。熱いお風呂も気持ちよいですが、反対に交感神経を刺激してしまうので、夜のお風呂は「ぬるめ」がおすすめです!


体の深部体温を上げよう

湯船に浸かって温まる女性のイラスト

質のよい睡眠と「体温」。実は深く関わっていることをご存じですか?

私たちの身体は、眠りにつく前に深部体温を下げることで、脳と体をしっかりと休息させる仕組みになっています。

眠気が訪れるときに手足がぽかぽかと温かい状態になるのは、体からの放熱が活発になっているから。

寝つきをよくするためには、寝る前に体温を「1度」上げると良いとされています。

1℃の上昇で、体が深部まで温まり、末梢神経が広がります。すると入浴後、全身の末梢神経(手足)からの熱放散がスムーズになります。

その結果、深部体温が急激に下がることで、体が休息状態となり、自然と眠気が訪れるというわけです。

とはいえ体を温めすぎるのは逆効果に。熱いお風呂や長風呂(30分以上)は「のぼせ」にもつながってしまうため、特に就寝前の時間にはおすすめできません。

体温調節の意味でも、就寝前は「ぬるめ」のお風呂を心がけたいですね!

〈体温を1度上昇させる〉快眠へつなげる夜のお風呂の入り方

  • 38~40℃のぬるめのお湯(副交感神経が活性化!リラックス状態に)
  • 浸かる時間は15~20分
  • 就寝の1時間半~2時間前に

 

 

快眠につながる入浴の3つの基本作用

湯船に浸かる女性

「身体をリラックスさせるためなら、入浴以外にもいろいろな方法があるのでは?」と思った方もいらっしゃいますよね。

ここで、入浴によって得られる「3つの作用」をご紹介したいと思います。

入浴時にわたしたちの身体に起きていることを知ると、お風呂の時間を「もっと大切に過ごしたい」という気持ちになってきますよ♪

  • 1)温熱作用

身体が温まる効果のことです。血管が拡がり、栄養や酸素が全身に送られやすくなります。新陳代謝が活発になり、体の中にたまっている老廃物や疲労物質の排出も促します。
自律神経をコントロールする作用もあり、ぬるめのお湯の中で身体がリラックスモードに!

  • 2)水圧作用

水中では体にかかる水圧によって、いわば「マッサージ」を受けている状態になり、全身に血液やリンパの流れが良くなります。
また胸部への水圧は、肺の横隔膜を押し上げるため、肺の容量が小さくなります(空気の量が減ります)。その減った空気を補うために呼吸の数が増えて、心肺の機能が高まります。

  • 3)浮力作用

お湯に入ると体は、浮力を受けて軽くなります。(体重が、空気中に比べて約9分の1程度まで軽くなっているんです!)筋肉や関節への負担が軽くなるため、脳への刺激も少なくなり、心身がリラックスした状態になります。

シャワーで済ませてしまう日もありますが、できるならばお湯に浸かって身体を芯から休めてあげましょう。



「入浴剤」「バスソルト」で相乗効果

湯船でくつろぐ女性

入浴がもたらす「基本の三大作用」をより高めてくれるのが「入浴剤」や「バスソルト」といったバスアイテム。いつもの浴槽にポンッ、パラパラッと入れた瞬間から、自然とリラックス気分も高まりますよね。

特別な雰囲気が演出できるだけでなく、それぞれの成分が身体をいたわり癒してくれます。就寝前の「副交感神経の活性化」と「体温を1℃上げる」目的においても、ぜひ活用したいアイテムです。

バリエーション豊富な入浴剤やバスソルトを上手に活用し、良質な睡眠へとつなげましょう。



ミネラル豊富、アロマ配合のものも多い「バスソルト」

ラベンダーバスソルトのイメージ画像
入浴剤のようにお風呂へ入れて使用する「バスソルト」。
実は「天然塩」タイプと「エプソムソルト(硫酸マグネシウム)」の2タイプあり、総称してバスソルトと分類されているようです。

  • ヒマラヤ岩塩や死海の「天然塩」

マグネシウムやカリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。ハーブやアロマオイルを配合しているものもあり、香りが楽しめるものも豊富です。

保湿・美肌効果のほか、体を芯から温め、発汗作用にも優れています。
塩分を含んだお湯は体に熱を伝えやすく、湯冷めしにくいというのも嬉しいポイント。
冷え性対策に活用するのもいいですね。


  • 「エプソムソルト(硫酸マグネシウム)」

海水などに多く含まれているミネラルの一種ですが、「塩」ではなく、硫酸マグネシウムが主成分です。

こちらも血流を良くする働きのほか、腸の働きを活発にするので便秘の解消や美肌・リラックス効果などが期待できます。

また、塩分を含んでいないため、肌への刺激が少なく、浴槽を傷めるリスクも抑えられます。敏感肌の方や赤ちゃんも入れるため、ファミリーで楽しみたい方はエプソムソルトがおすすめですよ。

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huxter バスソーク

エプソムソルトに、希少な古代海塩「マレーリバーソルト」と天然アロマの香りをプラス。肌への刺激を抑えつつ、温浴効果もしっかり得たい!そんな方におすすめです。

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温泉のお湯を彷彿させ、効能が様々な「入浴剤」

入浴剤のイメージ画像
医薬部外品の表示がされているものは「入浴剤」に分類されます。温泉成分をもとに作られているものが多いことも、特長の一つ。
あせもや湿疹、荒れ性、神経痛、腰痛などの一定の効能が定められている商品も多数あります。

種類豊富な入浴剤。主なタイプを知り、上手に使い分けられるといいですね。

  • 無機塩類系 … 冷えが気になるときにおすすめ

成分に多く含まれる塩類(ミネラル等)が、皮膚の表面のタンパク質と結合して身体にベール(保護膜)をつくります。このベールが保温効果を高めるので、お風呂から出た後も湯冷めしにくく、ポカポカ感が持続します。体の冷えが気になる方や、寒い日にしっかり温まりたいときにおすすめです。

皮下組織を活発化させたり修復したりする作用や、あせも、ひび、あかぎれ等を和らげる作用もありますよ。

  • 炭酸ガス系 … 疲れを取りたいときにおすすめ

シュワシュワ〜と泡立ってお湯に溶けていく様子が気持ちよい、炭酸ガス系の入浴剤。お湯に溶けた炭酸ガスは、皮膚から吸収されて血管を広げる効果があります。血行が良くなり、全身の新陳代謝を活発にしますよ。1日の疲れを和らげてくれます。

  • 薬用植物系 … 肩こり・腰痛・肌荒れなどが気になるときにおすすめ

センキュウ、トウキ、ボウフウ、チンピ、カミツレ、ハッカ葉等の生薬を配合しているものが代表的。
それぞれの生薬に含まれている成分と、独特な香りの働きに特長があります。

たとえば、トウキやセンキュウという生薬には、血行促進効果が認められており、温浴効果を高め、肩こりや腰痛に良いとのこと。
チンピという生薬が含まれる入浴剤であれば、肌荒れやしっしんを和らげます。

また、生薬の独特の香りにはリラックス作用があるとも言われていますよ。

  • スキンケア系 … お肌の乾燥が気になるときにおすすめ

セラミド、米胚芽油、エステル油、スクワラン、ホホバ油、ミネラルオイル、植物エキス、米発酵エキス等の保湿成分を主に配合したものなど様々。
お湯につかってやわらかくなったお肌は、保湿成分が浸透しやすい状態。お肌の表面だけでなく角層内部にまで浸透し、保湿成分を補います。

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まさにママにうれしい入浴剤!無着色・無香料・パラベンフリーの重炭酸入りの薬用入浴剤。肌当たりのやさしいお湯になり、3カ月以上の赤ちゃんとも一緒に入浴できます。

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まとめ

浴室のイメージ画像

心地よい睡眠を手に入れるためには、「ぬるめのお風呂にゆったり」浸かりましょう。

ベッドに入る1時間半~2時間前までに入浴しておくことで、就寝時にちょうど体温が下がり、スムーズに眠りにつけるようになりますよ。


忙しい毎日の疲れをリセットするためにも、大事にしたいお風呂の時間。入浴剤やバスソルトも活用して、心も体も癒してあげたいですね。

 

この記事を書いたひと

NERU.スタッフ 大嶋 

夫と未就学児1人と3人暮らし。体力底なしの娘に翻弄される毎日を過ごしています。自身の体力の衰えに少しでも抗うため、睡眠時間だけは必死に確保!温活もしながら睡眠の質を改善中です。

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