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記事: ハーブティーはノンカフェイン?紅茶との違いや効能も解説

ハーブティーはノンカフェイン?紅茶との違いや効能も解説
食べ物・飲み物

ハーブティーはノンカフェイン?紅茶との違いや効能も解説


ハーブティーは、1日の終わりにゆっくりしたい時や、体にやさしいカフェインの入っていない飲み物を摂りたい時に、ぴったりの飲み物。

このコラムでは、そもそもハーブティーはどんなもの?紅茶や緑茶など他のお茶と何が違うの?という疑問にお答えしていきます。

 

 

ハーブティーとは

ハーブとハーブティー

 

ハーブティーは植物をつかったお茶

「ハーブ」の語源は、「草」や「野草」を意味するラテン語の「herba(ヘルバ)」です。昔から人々は、自然のものを生活に上手に取り入れてきました。料理の香りづけに利用したり、保存料や香料、防虫剤として使うこともできます。

一般的な「ハーブティー」は、さまざまな植物(ハーブ)をお茶にしたもの。摘んだ植物を生で使う「フレッシュハーブ」と、乾燥させて使う「ドライハーブ」があります。

植物の種類や部位(茎・葉・花など)によって異なる色や味、香りなどを楽しめます。紅茶や緑茶、烏龍茶はツバキ科の「チャノキの葉」を原料としているので、ハーブティーとは別の分類になります。

 

ハーブの効果・効能

100以上もの豊富な種類のあるハーブ。

種類によって、リラックス効果、美肌効果、消化促進効果、免疫力アップなどさまざまな効果や効能があります。

よく知られる代表的なハーブの効果と効能をご紹介します。


《代表的なハーブの効果と効能》

カモミール

・鎮静効果で不安、不眠、いらいらを解消
・抗炎症効果による風邪、頭痛の緩和
・胃もたれ、便秘、下痢、貧血
※キク科アレルギーのある方は使用を控えてください

ラベンダー ・鎮静効果で不安や緊張をやわらげる
・リラックス効果による気落ちや不眠の解消
・頭痛、下痢の緩和
レモングラス

・レモンのような香りでイラ立ち、気落ちなどを解消し、リフレッシュ
・不眠、夏バテの解消
・消化器系機能の調整による胃もたれ、むくみの解消

ローズマリー ・スッキリとした香りで集中力アップやリフレッシュ
・消化促進による食欲不振の解消
・血行促進による冷えの解消
ペパーミント ・メントールの香りでイライラ解消、リフレッシュ
・胃腸機能の調整による胃もたれ、便秘の解消
・ストレス性の頭痛の緩和
ローズヒップ

・レモンの20倍のビタミンCを含む
・ビタミンCによる肌荒れ、シミ、ニキビ、貧血などの解消
・疲労、夏バテ、風邪の予防


 

紅茶の原料は「チャノキ」の葉

チャノキ畑

紅茶とハーブティーは原料がことなるので、別の分類になります。

  • 紅茶や緑茶、烏龍茶:ツバキ科の「チャノキの葉」が原料
  • ハーブティー:植物の茎、葉、花が原料

チャノキの葉を原料としたお茶は、カフェイン、タンニン、カテキンを含んでいます。覚醒作用があるため、江戸時代には「目覚まし草」とも呼ばれ、眠気覚ましに使われていたそうです。

 

ハーブティーはノンカフェイン

ハーブティーとカフェインフリーの文字

神経を刺激し、興奮モードにする作用のあるカフェインは、仕事の合間の眠気覚ましやリフレッシュに活躍します。そのため、おやすみ前にカフェインを摂ると眠りにつきにくくなる人もいらっしゃいます。

ほとんどのハーブティーはカフェインを含まない「ノンカフェイン」の飲み物なので、午後遅い時間やおやすみ前に飲んでも睡眠の妨げになりません。

※一部、カフェインを含むハーブもあります(マテ、ドライハーブのジャスミン)。

※体質・体調などによっては、ハーブティーが合わない方もいらっしゃいます。

※カフェイン以外にも気を付けた方がよい成分も含まれることがあります。アレルギーのある方、妊娠中や授乳中の方、服薬中の方は、摂取する前にかかりつけ医師などにご相談し、安全にお楽しみください。

 

ハーブティーはまずい?おいしい?

「独特な薬草っぽいにおいが気になる」「香りが強い」などといった、ハーブティーに飲みづらさを感じる人もいらっしゃるかもしれません。単体のハーブティーだと香りが強く感じる方でも、複数のハーブを混ぜたブレンドハーブティーなら飲みやすいですよ。
また、はちみつを足したりアイスで飲むと、香りが和らいで飲みやすくなりますので、ぜひお試しください。

 

リーフタイプとティーバッグタイプ

ティーバッグで入れたハーブティー 

ハーブティーはリーフティー(茶葉)タイプとティーバッグタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。シチュエーションに合わせて、お好みのものを選びましょう。

形状 リーフティータイプ ティーバッグタイプ
メリット
  • 好きな量を調整しやすい。
  • 好きなハーブを組み合わせられる。
  • ハーブそのものの色や、抽出している間のハーブの動きが楽しめる。
  • 持ち運びやすく、好きなときに飲める。
  • ハーブの細かい繊維やアクが出ないので、飲みやすい。
  • プロの手によってちょうどよい配合でブレンドされてある。
デメリット
  • ポットや茶こし、ティースプーンの準備が必要。
  • ハーブの出がらしや洗い物の片付けに手間がかかる。
  • 自分で好きなハーブを調整できない。
  • ティーバッグの中の茶葉が膨らみにくいので、風味が出にくいことがある。

 

ハーブティーをおいしく飲むコツ

ティーポットに入ったハーブティー

ハーブの香りには「アロマテラピー効果」が期待されます。

鼻から入った香り(アロマ)が嗅覚を刺激して、脳に伝わることによって、リラックスしたり集中力を高めたりする効果のことです。

ハーブの持つ香りや色を楽しむためには、いくつかコツがあります。

 

温度、お湯の量がポイント

基本的には、紅茶や緑茶を入れるのと同じように入れます。沸かしたての熱湯(約98℃)を使用することでハーブに含まれる成分によって、しっかりと風味やエキスが抽出されます。

ハーブの香りは湯気と一緒に気体になりやすいため、香りが逃げてしまわないようにふたやラップをして蒸らすのがおすすめです。

アイスティーの作り方

ホットで飲むことが多いハーブティーですが、アイスでももちろん楽しめます。暑い季節や運動の後などにはアイスハーブティーはいかがですか?
アイスで飲む場合は

  1. ホットで入れる時の半分程度のお湯で
  2. 長めの時間をかけて抽出する
  3. 氷を入れた耐熱のグラスに抽出したティーを注ぎます。

濃さはお好みで調整してくださいね。

ハーブティーの保存方法は?

直射日光・高温多湿の場所を避けて保管しましょう。また、ハーブは香りが飛びやすく、湿気を好まない性質をもっています。開封後はできるだけ密閉できる容器などに入れて保管して、お早めにお飲みください。

 

お気に入りのハーブティーでリラックスタイムを

窓辺でハーブティーを飲む女性

ハーブティーは種類が多く、効果や効能もさまざま。シチュエーションや気分に合わせてお好みのものを選べます。

カフェインが入っていないので体にも優しく、カフェイン摂取を控えている方やほっとひと息つきたい時にも取り入れやすい飲み物のひとつです。

ぜひ、いろいろなハーブティーをたのしんでみてくださいね。

 

▼NERU.で扱う飲みやすくておいしいハーブティーはこちら▼
ハーブティー・紅茶一覧

この記事を書いたひと

NERU.スタッフ 川野 

長女の産後に自律神経失調症になり、からだとこころを整えることの大切さを実感。中でも睡眠の重要性を感じ、快眠につながることには興味津々。好きなことはカフェでゆっくりすることと散歩。

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