冷えのツボを温める「手足浴」でぐっすり眠ろう
旅先で見かけると、ついつい足を止めてしまう「足湯」。温泉に入るのはちょっと面倒だけど、足だけなら…と足を浸けるだけで、なんとも言えない穏やかな気分になりますよね。
近年は「フットバス」という言葉も浸透し、おうちで手軽にできるリラックス方法の一つとして既に実践されている方もいらっしゃるでしょう。
「足」や「手」といった「体の末端」を温めると、温まった血液が全身をめぐり、体の深部体温を上げてくれます。就寝前に取り入れることで、一度上がった深部体温が下がるタイミングで、心地よく眠りにつくことができますよ。
今回のコラムは、お風呂にゆっくり浸かれない、という時におすすめしたい「手足浴(手湯・足湯)」のご紹介です。
手足を温めるだけで安眠効果アップ
全身浴ほどではなくても、短時間で温浴効果が得られ、体を自然と睡眠モードへ誘うことができます。
手足をお湯に入れるときのコツは、「関節(首)」まで温めること。
手浴なら、手の先だけでなく、手首までしっかりお湯の中に入れましょう。肘(ひじ)までつければ、さらに効果が高まります。
足浴なら、少し深めの容器を準備し、足首の上まで温めましょう。特に、内くるぶしから指4本分にある「三陰交」というツボは、冷えやむくみ、不眠症にも効果的と言われています。
手足浴(手湯・足湯)の効果を高める方法
手足浴は、効率よく全身を温め血行を促進させるため、寝つきがよくなるだけでなく、疲労回復やリフレッシュにも効果的です。
寝る30分から1時間前に行うことで、身体が自然と睡眠モードに入りやすくなりますよ。
〈基本の方法〉 ・洗面器やバケツなどの耐熱容器に、42℃程度のお湯を入れる ・温める時間は10~20分程度がよい |
〈手浴のポイント〉
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お風呂での入浴時と同様、手浴・足浴のお湯にも、アロマや入浴剤を足すとリラックス効果が高まります。
手足浴にプラスしたいおすすめアイテム
・炭酸入浴剤
温浴効果が高まると言われています。炭酸ガスが溶けたお湯で足元を温めることで、半身浴と同等の効果が得られると言われるほど。
疲労回復や冷えの改善に働くほか、炭酸ガスが皮脂や角質などのタンパク質汚れを吸着し、浮かせて取り除いてくれる効果が期待できます。生活の中で汚れやすい手足を癒すのにぴったりです!
・ハーブティー
濃いめのハーブティーを作り、お湯に混ぜるだけ。アロマオイルを垂らす方法もありますが、希釈が必要です。ハーブティーを用いることでより手軽に芳香浴が楽しめます。
体を温めるローズマリー、肌をいたわるジャーマンカモミール、気持ちを落ち着かせるラベンダーなど、体調や気分に合わせてお好みのアロマを。
・みかんやユズ
手軽に季節風呂を楽しむことができるほか、柑橘系フルーツに含まれるリモネンという成分には血行促進効果が期待できます。爽やかな香りには鎮静作用があるため、不安や緊張を解きほぐしてくれ、心と体が疲れている時や、ぐっすり眠りたい時におすすめです。
まとめ:手首・足首を温めて気持ちよく眠ろう
歯磨きしながら、読書しながら(足浴)…、テレビを見ながら、音楽を聞きながら(手浴)…と、忙しい日常にも取り入れやすいのが「手足浴」の嬉しいところ。
手足浴でゆったりと温めた手足は、乾いたタオルでしっかりと水気を拭き取ることを忘れずに!
普段、のんびりする時間がなかなか取れないような方も、「ながらリラックス法」として、就寝前のルーチンに取り入れてみてはいかがでしょうか?
その日の睡眠にも、いい影響を与えてくれるハズですよ♪
▼入浴の効果やいろいろな入浴剤についてはこちらも▼
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この記事を書いたひと
NERU.スタッフ 大嶋
夫と未就学児1人と3人暮らし。体力底なしの娘に翻弄される毎日を過ごしています。自身の体力の衰えに少しでも抗うため、睡眠時間だけは必死に確保!温活もしながら睡眠の質を改善中です。